ヤシノミ洗剤

こんにちは、ひつじボッチです＠・ω・＠

突然ですが、読者さんはどんな洗剤を使っていますか？

除菌効果があるもの、いい香りがついているもの、柔軟剤が一体化したものと色々なものが売られていますが、我が家ではヤシノミ洗剤を長らく使っております。

ヤシノミ洗剤とは

ヤシノミ洗剤公式サイト

公式サイトより、ヤシノミ洗剤には以下のような特徴があります。

• ヤシノミ由来の高い生分解成分で、環境にやさしい
• 植物由来の成分で肌に優しい
• 無香料・無着色
• 自然環境保護に貢献

順番に詳しく見ていきましょう。

ヤシノミ由来の高い生分解成分

生分解とは

物質が微生物などの生物の作用により分解する性質をいう。一般には、プラスチックなどの有機化合物が土壌や水中の微生物により分解される性質をさす。

コトバンク

つまりは、洗った後の汚れと洗剤を含んだ水が、化学成分の洗剤のものより下水処理場で早く分解される=川や海の水質汚染を防げるということです。

こう思った方もいるでしょう。

皆さんも学校で習った通り、私たちがトイレやお風呂、皿洗いなどで使った水はそのまま川や海に流さず、下水処理場である程度の水準まで綺麗にしてから流すようになっています。

ですが、数年か10数年前に、雨が多い年だったか、人が増えすぎてなのか、使用する水の量が増えたのか、下水の量に対し処理スピードが追いつかないという噂が流れました。その場合、どうするかとなると、貯めておくことは出来ないので、処理スピードのキャパオーバー分はそのまま川や海に垂れ流しになるというのです。(当時ちゃんと調べてなかったのでただの噂だった可能性もあります)

今は化学成分の洗剤自体も改善されて、下水処理場の処理スピードでも賄える程度になっているかもしれませんが、上下水道局のホームページなどには未だに「余分な洗剤や石鹸の使用は無駄遣いなだけでなく、水質が悪くなるからやめましょう」と書いてあります。

下水処理場はいくらでも、どんな汚水でも処理できる訳では無いんです。
また、洗剤の使いすぎは、お金にも環境にも悪いんですね。

このヤシノミ洗剤はしっかり汚れを落とすだけでなく、人の手肌にも比較的優しい、かつ下水処理場で分解されやすい成分で出来ています。

使ってるだけで、環境破壊を防げるなんて、なんかちょっとお得感ありますね。

植物由来の成分で肌に優しい

こちらは食器用洗剤を使っていると、結構実感できます。

食器の汚れもしっかり落としつつ、手はそこまでカピカピになりません。
私はゴム手袋嫌いで素手で洗っちゃうんですが、洗い終わった後手に必要な油がまだ残ってる…！という感じです(個人差はあります)

洗濯用洗剤は、赤ちゃんの衣類にも使えるので、大人の衣類とまとめて洗えます。
いちいち分けて洗うのが結構手間で面倒、水道代も余分にかかるので、我が家は本当に助かってます。

肌が弱い方で、安いしいい香りがするからと化学成分のたくさん入った洗剤を使っている方は、この洗剤を本当にお勧めします。
化学成分の洗剤は、よくすすいでも化学成分のが服に少量残っていたりすると、それが原因で肌荒れを起こしたりします。
洗いあがりにいい香りが残るっていうのは、化学成分残ってるってことですからね。
なので、肌が弱い方には、いい香りをさせるのは香水やコロン、フレグランスに任せて、洗濯ものはそれを引き立てるために無臭にして肌に優しくしてみることを提案します。

無香料・無着色

無香料・無着色で、余計な化学成分などは入っていません。

洗濯用洗剤は、生乾き臭もしっかり防いでくれるという優れもの！
無香料だからこそ、すごくよく分かります(´^ω^｀)
洗濯機回して、しょっちゅう干し忘れる私には本当にありがたい。

あと、柔軟剤はいい香りのものを使いたい、香水とかフレグランスを付けるのに香りを邪魔せず引き立てたい！という人にもオススメです。
　いい香り×いい香り＝なんか臭い
となってる方、意外といますよね。

自然保護に貢献

このヤシノミ洗剤シリーズは、以下の点で自然保護活動に貢献しています。

• ヤシノミ洗剤の売上の1%を、ボルネオ島の自然保護に使用
• 原料のパーム油を、国際的に認証されている農園からしか購入しない

どんなことをしているか、ちょっと詳しく見てみましょう。

ボルネオ島とは

ボルネオ島は、州によってマレーシアとインドネシアに領土が別れており、熱帯雨林にはオラウータンやサイチョウやマレーグマなどの野生動物が多く生息しています。

ですが、パーム油を採取するための農園をつくるために熱帯雨林が開拓され、絶滅が危惧されている種も多数出てきてしまい、WWFなどの環境保護団体が保護活動に力を入れています。

パーム油とは

アブラヤシという植物の実から取れる油で、日本人ならお世話になってない人はほぼいないとも言えるほど、生活必需品になっている油です。

なにが問題なのかと言うと、油自体がではなく、それの原料を作る農園の人権問題や労働環境を絡めた社会問題が、もっと森を開拓して農園広くしなきゃ生きていけない！！という状況を作り出していることです。

バナナ農園やカカオ農園でも、一時期このような問題を取り上げて話題になってましたね。

要は、パーム油を買う企業が、農園の人達の生活が苦しくなるのをわかった上で不利な契約を結ばせ、農園の人達がもっと油作らなければ生活できない→畑を広げるために森を開拓→環境破壊が進むという悪循環が問題なのです。

じゃあ、パーム油を使ってない商品を買えばいいじゃんと思いますが、世界一使われている油がどこに使われているか、ご存知ですか？

パーム油が使われた食品

インスタント麺や調理済み冷凍食品、ポテトチップスなどのスナック菓子、ファストフード店や外食店舗の業務用揚げ油として、マーガリンやショートニングの原料として、また加工食品の材料としてチョコレート、アイスクリーム、ドーナツ、ビスケット、コーヒーフレッシュ、カレーのルー、乳児用粉ミルクなど、わたしたちが毎日のように食べる食品の材料に使われています。

3分でわかるパーム油 – パーム油の使い道は？

パーム油なしでQOLはあり得ないのかもと思えるくらい使われてました。

であれば、パーム油を断つより、そのような悪循環を断つように、ちゃんとした企業や農園のところから買うようにした方が、生産者、売り手、消費者の三方よしでいい生活が続けられそうですね。

三方よしのRSPOマーク

この問題に、企業としてしっかりと取り組んで貢献してますよという認証が降りているというマークが、RSPOマークというものです。

生産国と消費国、双方からの活動を進める上での一つの手段となるのが、RSPO(持続可能なパーム油のための円卓会議)による国際的な認証制度です。

これは、森林破壊などの環境的な課題を解決するだけでなく、労働面での安全性や、人権侵害などへの社会的な課題にも貢献する方法で生産された、持続可能なパーム油を認証し、普及させてゆくものです。

WWF ボルネオ島の森を守る！パーム油の小規模農家との取り組み – 持続可能に生産することが出来るパーム油

ヤシの木の葉っぱ部分みたいなマークです。

このマークが着いている商品は、環境問題及び国際的な社会問題にも貢献しているので、私はこのマークがついてるものをできるだけ買うようにして、企業の活動を応援しています。

使い始めたきっかけ

私は物心ついた時から生物全般に興味があり、動植物のお世話をするのが好きなボッチでした。

そんな私の夢は、動植物に関わる仕事をすることでした。

ですが現実は厳しく、動植物系の仕事で食べていくのは高い能力があるような人でないとかなり難しく、しかも元々肌が弱くてアトピー性皮膚炎の傾向もあったため、アウトドアやサバイバル系を長期でやるのは身体が持たないと、仕事は断念しました。

ならば私が生活や趣味をしながら、ちょっとでも貢献出来ればなと、大学生でWWFに入会&寄付を始めました。

WWFでは定期的に活動レポートとかが届くのですが、その中で紹介されていたのがこの洗剤です。

ネットで購入できるならと、使い始めて早5年…

途中で別の洗剤に浮気したりもしましたが、これに戻ってきています。

どんな人にこの洗剤が向いている？

• 敏感肌等の肌が弱い方(合わない場合もあるため、要医師相談)
• 赤ちゃん用の洗剤を探している方
• 無着色・無香料の洗剤を探している方
• よく洗濯機の中で干し忘れてしまう方
• 生活する中で環境保全に貢献したい方

もっと安くてもしっかり汚れが落ちる洗剤はありますが、それらの洗剤とこの洗剤の大きな違いは肌に優しいことと環境保全ができることです。

詰め替え用で買ってしまえばその金額差もほとんどないので、普通に生活しながら、自分の肌にも環境にもいいことしたい人に特におススメします。

使ってみた感想

今のところ、食器用も洗濯用もしっかり汚れを落とせているし、日常的に使う分には全く不自由ありません。

うちにベイビーがいるのですが、う○ち漏れ汚れも浸け置きして手で擦ればきれいに落ちます。

無香料なので、柔軟剤の香りが引き立つし、生乾き臭を防いでくれるのも気に入っている点です。

うちでは、洗濯用洗剤は50Lのタンクでネット注文しています。

いいもの使いながら、日本だけでなく世界の自然環境が少しでも良くなって、多種の野生の動植物が生き残ってくれると嬉しいです。

以上、ひつじボッチでした＠・ω・＠